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もやったりしています。
鈴木委員長そうですか。今までのところと、実際においでになったところの間には、予想どおりこうだったか、あるいは自分の考え方とはちょっと違っていたなというところがございましたか。

井上委員 今回のテーマは、あくまでも過疎地域における文化・芸術資源を生かした地域振興ということでした。過疎地域の振興にはいろいろなアプローチの仕方があるわけですけれど、あくまでも文化・芸術からの地域おこしということでみたわけです。
かつて地域、特に過疎地域の振興対策として「三種の神器」ということがいわれた時代がありました。それは、地域特産のみそと漬物と焼酎をつくる。いわば地域産業を振興することによって、それを地域の振興につなげていくという考え方があったわけです。そういった経済、産業を中心とした地域振興−これは、全くそれを否定するわけでもないし、やっぱりそれは基本的に必要だと思うんですけれども、そうではなくて、ちょうど料理にスパイスがあるのと同じように、文化・芸術という側面からの地域おこしというものがもっとできないものだろうかというのが問題意識の一つだったわけです。
これは背景としては、やはり人々の自由時間が増大しているということであるとか、「交流の時代」ということがいわれておりますね。それは地域間の交流とか世代間の交流とかいろいろな意味があるわけですけれども、人がそこに行きたいということは、やはりその地域に一定の魅力というか、引きつけるものがないとなかなか人がやって来ることにはならないと思います。そういう意味で、何が人を引きつけるのか。それは衣食足りている今日において、むしろこういうものがあるというよりも、そこにこういう人がいて、こういう活動をやっている、そういう一種の広い意味での文化資源といいますか、話題性といってもいいと思うんですけれども、そういうことではないかと思うんです。そういう意味で、各地において文化・芸術を中心とした地域振興の芽が、大ざっぱにいえば育ちつつある。確かに、今、鈴木さんがいわれたように、いろいろな問題があるとは思っています。しかし、そういう個々の取り組みには、それぞれ感銘を受けましたね。大ざっぱなところそんな感じです。
鈴木委員長 ありがとうございました。村井さん、いかがですか。
村井委員 今回の調査地の選定が文化・芸術資源をどのように生かして地域の活性化を図っているか。その、いわば成功例を取り上げていくということでしたから、訪ねて行った先はみんなよくやっておられたと思いましたが、むしろ失敗例というか、うまくいかなかったところを訪ねたら、もうちょうと違った問題点が出てくるのではないかと思いました。
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